熊本は前節、東京Vと対戦。立ち上がりは相手の縦に速い攻撃を受けて、サイドからクロスを入れられる場面があったが、徐々にボールを握って押し込む時間を増やした。43分には21試合ぶりの先発となった上村 周平が今季初ゴールを挙げて先制。終盤にかけては東京Vの反撃を受けて押し込まれたものの、GK佐藤 優也をはじめとした守備陣のみならず、全員の体を張った守りで得点を許さなかった ただ、大木 武監督は「相手もリスクをかけて1点を取りにくるので、シュートチャンスであと1点、2点取れないと苦しいゲームになる」と指摘しており、残り試合も含めて複数得点を挙げることがテーマの1つになる。
対する大宮は明治安田J2第30節の横浜FC戦、第31節の仙台戦と上位陣とのゲームで連勝し、降格圏を脱した。前々節の町田戦は0-2で敗れたものの、「ゴール前で迫力を出す部分は相手にとって脅威になっていたのではないかと思う」と相馬 直樹監督が振り返っているように、今季初出場となった矢島 輝一のミドルシュートなど、積極的な姿勢からチャンスを創出している。
上述の連勝した2試合では立ち上がりに先制して優位な展開に持ち込んでいたが、今回も同じ流れにできるか。前節の山形戦が中止となったことで、コンディション面での準備も整っているだろう。攻守にハードワークして熊本を上回り、逆転負けを喫した前回対戦のリベンジを果たすとともに、海外移籍が発表された奥抜 侃志へのはなむけとしたい。
今後に向けて、お互いに落とせないゲームだ。
[ 文:井芹 貴志 ]


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