前節、熊本は長崎との“九州ダービー”に臨んだ。チーム最多の12点を挙げている髙橋 利樹が体調不良のためメンバーから外れたが、12分、トップに入った竹本 雄飛が杉山 直宏からのクロスに合わせて先制。前半のうちに同点ゴールを許したが、後半に平川 怜の加入後初ゴールで勝ち越すと、68分には坂本 亘基が24試合ぶりのゴールを決め、3-1で快勝。今季二度目の3連勝で勝点を『57』とし、仙台を抜いて4位に浮上した。
ただ、大木 武監督は3得点できたことや切り替えの早さなどを評価する一方、「奪ったときにもう少し仕掛けるというか、相手に失点の匂いを嗅がせるという部分をもう少しやらなきゃいけない」とも述べている。チーム状態は上向きと言えるが、できていることの質を高め続け、初のJ1昇格にチャレンジする。
対する町田は現在、勝点49の9位。熊本とは8差とやや開きがあるものの、5位・仙台、6位・大分とは6差と射程圏内で、J1参入プレーオフ進出の可能性はまだ十分。3連敗中と苦しい状況にあるが、ここで4試合ぶりの勝利をつかみ、浮上のきっかけとしたい。
山口と対戦した前節は、押し込む状況を作って決定機も迎えながらゴールを割ることができず、80分に失点して敗れた。ランコ ポポヴィッチ監督は「ゴールを決めなければ試合には勝てない。最後までゴールを目指して、同点にする、逆転する姿勢を見せてくれたが、ゴール前での落ち着きが少し足りなかった」と述べ、髙江 麗央も「あとは最後を決めるだけ。練習から攻撃の質を高めることを突き詰めたい」と話しており、チャンスは作れているからこそ、きっちり決めることが勝利へのカギになる。
前回対戦では引き分けたカード。熊本が4連勝を果たすか、町田が4試合ぶりの勝利をつかむか、プレーオフ進出争いの面でも目が離せない。
[ 文:井芹 貴志 ]


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