開幕2連勝のあと、明治安田J2第3節から続く山形の連敗は『7』まで伸びた。5連敗の時点でピーター クラモフスキー前監督との契約を解除し、コーチから昇格した渡邉 晋監督体制で3連戦に突入。よりシンプルなプレーを目指す戦術の修正により、これまで見られなかった思い切りの良いプレーや、ゴール前でのフィニッシュシーンなども増えてきているが、連敗はさらに2つ伸びている。その要因となっているのは、序盤で先制を許し、苦しい試合展開を強いられていること。現状を打破するため、攻守のアグレッシブさを維持しながら、今季未達成のクリーンシートに挑む。
金沢は開幕4連敗のあと3連勝。前々節は熊本に1-3で敗れたが、先発全員を入れ替えて迎えた前節・いわき戦は、杉浦 恭平が37分までにハットトリックを達成し、3-0で勝利した。この5試合で挙げた得点は『14』。勝った4試合はすべて前半に先制し、追加点も早い時間に挙げて複数得点を実現している。高い位置からのプレッシャーや、奪ったあとに背後を突く動きが効果を上げ、好調の歯車を回している。
連敗中とはいえ、山形は前節でゴールを挙げた田中 渉が司令塔としてトップ下に定着しつつあり、ボールを支配する本来の戦いを取り戻している。それに対し、金沢は連動したプレッシングで襲いかかる。先制点をめぐる、目が離せない戦いになりそうだ。
[ 文:佐藤 円 ]
