順位では両者とも下位に沈んでいるが、近況は大きく異なっている。
山口は3試合連続で引き分けたあとに迎えた前節・群馬戦に1-2で敗れ、7試合勝利がない苦しい状態にある。今週月曜日には名塚 善寛監督の退任と、中山 元気コーチが暫定監督として指揮を執ることを発表した。
一方の徳島は明治安田J2第12節・磐田戦でようやく今季初勝利を挙げ、引き分けを挟んで、前節・大宮戦にも勝利した。開幕から長く苦しんでいたが、直近4戦負けなしと好調で上げ潮に乗りつつある。
この試合の最大の見どころは、山口の“監督交代ブースト”が発動されるかどうか。中山暫定監督は「失点の数と得点の数を逆転させることがいまは大事。徳島はタレントがいるチーム。相手の良さを出させないこともそうだが、自分たちの良さを出せるようにしたい。徳島は後ろに5枚いるので簡単には崩れない。5枚がしっかり並んでいる状況を崩せるように走っていきたい」と話している。
両者が下位に沈んでいる最大の要因は、ともに14試合で13得点しか取れていない“得点力不足”にある。現役時代にストライカーとして名を馳せた中山暫定監督に代わった山口がゴールを奪えるか。前節で3得点した徳島が今節もゴールを量産できるか。ゴール前の攻防にも注目だ。
[ 文:田辺 久豊 ]


