その大きな原因は“SB不在”にある。同ポジションにケガ人が続出し、さらに松田 隼風がU-20日本代表に選出されているため、本職のSBがいない状況での戦いを強いられている。群馬戦、熊本戦ともにほかのポジションの選手をコンバートして戦ったものの、チームとして機能させることができず、サイドのスペースを突かれて失点を重ねてしまった。
その問題をどのように解決するかが、水戸にとって今節の最大のポイントとなりそうだ。その中で明るいニュースが舞い込んだ。25日に名古屋から成瀬 竣平の育成型期限付き移籍での獲得が発表された。名古屋のアカデミー時代から年代別日本代表に選出されてきたように、将来を嘱望されている若手SB。まだ加入して日は浅いものの、チーム状況からメンバー入りの可能性も考えられる。サイドを活性化して、チームに勢いをもたらすことができるか。
21位に低迷する山口は明治安田J2第14節終了後に監督交代を行ったものの、そこから1分2敗と流れを変えられずにいる。状況的に連戦が明けたこのタイミングで新たなトライを見せてくる可能性は高い。そして11試合ぶりとなる勝利を手にして、流れを変えたい一戦だ。
調子が上がらず、下位に位置するチーム同士の対戦。浮上のきっかけをつかむのは水戸か、山口か。
[ 文:佐藤 拓也 ]