山口は前節、岡山とのアウェイ戦に臨み2-3で敗戦。後半にセットプレーから決勝ゴールを奪われ、岡山の勝負強さに屈した。名塚 善寛監督は「やろうとしていることはできていた」と振り返ったが、7試合勝利がなく、勝点3をつかみ取る強い気持ちが求められる状況だ。
一方の水戸は、前節の東京V戦が台風8号の影響で中止になり、2週間ぶりの試合となる。新型コロナウイルス感染症の影響で中止した明治安田J2第28節・大分戦を8月23日に行うため、水戸は今節から3連戦となる。夏の連戦は体力の消耗が過酷だが、勢いを持って臨むためにもこの試合は重要だ。
両者の対戦は今季3試合目。第11節では水戸が3-2で勝利し、天皇杯2回戦は延長の末に山口が2-1で勝利した。1勝ずつで迎えるこの試合、両者の意地のぶつかり合いも見どころだ。
注目すべき選手は、なんと言っても高井 和馬だ。昨季まで山口のエースとして名を馳せ、今季は水戸に完全移籍。水戸で18試合に出場して3ゴールを挙げていたが、7月13日に山口に完全移籍で舞い戻り、前節・岡山戦ではPKで復帰後初ゴールを挙げている。
古巣戦に臨む高井は「この前まで一緒にやっていた選手たちとの対戦は楽しみ。水戸は個の力よりもチーム全体で勢いを持ってくる。その勢いに呑まれないように、こっちも負けずに勢いを持って主導権を握りたい」と話している。
[ 文:田辺 久豊 ]


