そのデータを踏まえれば、きっ抗した勝負になりそうな予感が漂う。
東京V・城福 浩監督の徳島評はこうだ。「[3-5-2]にして、2トップに森(海渡)選手と柿谷(曜一朗)選手を配置して、ウイングバックをしっかり活用してくる。いまの戦力での最大値の解を見つけたと思う」。齋藤 功佑は「徳島のストロングは攻撃の連動性で、僕らのストロングは守備の連動性」と語っており、攻撃でリズムをつかみたい徳島、守備から主導権を握りたい東京Vという構図が明らかになってくる。
東京Vは前節、首位の町田と38,000人以上の観客を集めた中で戦い、2-2で引き分けた。2点のビハインドから染野 唯月の2ゴールで追いついたわけだが、同じように先制点を与えていると勝利は厳しくなる。それは水曜日に行われた天皇杯3回戦・FC東京戦でも見られ、1-1で延長戦、PK戦までもつれ込み、敗れたことからも言える。守備でリズムをつかんだ上で先に失点せず、先制点を奪えれば、勝利に近づくだろう。なお、町田戦で活躍したJFA・Jリーグ特別指定選手の新井 悠太は所属の東洋大に戻っており、チームから離れている。
徳島はリーグ戦で5戦勝利がない状態。東京Vとの前回対戦は古巣戦となった梶川 諒太に直接FKを決められ、0-2で敗れただけに、そのリベンジを果たしたい。天皇杯3回戦はサブ組を中心に柏戦に臨み、0-2で敗れた。そろそろ勝利が欲しい。
喉から手が出るほど勝点3が欲しい両者の激突、その結末やいかに。
[ 文:田中 直希 ]
