栃木は4連敗中と苦しい状況にある。前節・山形戦は前線と後ろのつながりを欠いたところを突かれて失点。反撃も及ばずに0-2で敗れた。
複数の選手たちから「もっと意思を合わせて戦うために、より話し合わないといけない」という声が聞かれたが、その言葉どおり、山形戦のあとには選手たちだけでミーティングを行い、つながりを持って戦うこと、より球際や体を張ったプレーに心血を注ぐことなど、栃木らしさを取り戻すことを再度共有し、この大分戦に向けて準備を進めてきた。
前節から2週間ほど時間が空く中、この間は大学生相手にトレーニングマッチを実施したが、大量ゴールと無失点で乗り切り、「良い感触をつかめ、大分戦に向けて良い準備ができている」(大森 渚生)という状況に持ってきた。
栃木としては残留を決めるためにも、まずは連敗を止め、勝点をつかみ取ることが必要なホームゲームとなる。自分たちの原点に立ち返った栃木らしいゲームができるか。強い気持ちが試される、正念場を迎える。
一方、大分も栃木と同様に連敗中。前々節・大宮戦に0-1で敗れると、前節も東京Vに0-1で敗れ、2連敗となった。この試合では守備の要であるペレイラが18分に退場処分となり、早々に数的不利になったことが響いた。
ただ、試合後に下平 隆宏監督は「勝点を取れず負けてしまったのは本当に痛いけれども、選手としての、またチームとしての可能性を感じたゲームだった」と、数的不利ながら懸命に戦った選手たちの姿勢を評価し、次につながったことを強調した。
大分としては、J1昇格プレーオフ圏内に入り込むためにはもう負けが許されない状況にある。悪しき流れを食い止め、アウェイで勝点3をつかみ取れるか。大分にとっても正念場の一戦を迎える。
[ 文:鈴木 康浩 ]

