状況は対照的だが、両者とも勝点が求められる。徳島としては勝点3が理想ながら、勝点1ずつでも積み上げていくことが生き残るためには必須。対する磐田は、J1昇格プレーオフ出場の権利が与えられる6位以内は勝点1ずつでも積み上げていけば維持できそうだが、自動昇格を視野に入れるならば勝点3が必須。
リーグ戦再開の一戦。
徳島は対戦相手の影響により日程が早まったことで、3週間ぶりのリーグ戦。磐田は通常どおりの日程で進んでおり、約2週間ぶりのリーグ戦となる。この試合勘の違いが両者にとってどんな影響を及ぼすかに注目だ。
徳島は「新しいことをするつもりはないですが、取り戻したい自分たちのリズムはあります。ボールを動かす、敵陣でプレーする、自陣から敵陣に入っていくなど。あとはミスの許容の種類をもう一度ハッキリすることに充てたい」(吉田 達磨監督)と、中断期間に最も得意とするプレーを無意識化し、スムーズにできるような働きかけを意識してきた。
磐田は前節、清水との“静岡ダービー”で0-1の敗戦を喫し、清水に順位を逆転された。精神的には堪えたはずだが、試合後会見で指揮官が「次の対戦チームに切り替えることを選手たちに伝えました。この一戦で終わりではない。われわれにも十分にチャンスはある。自分たちで手繰り寄せるために準備をしていきたい」と言葉にしたように、約2週間をかけて万全な準備が進んでいることだろう。
内容以上に勝点が求められる最終盤。結果をつかむのは徳島か、磐田か。
[ 文:柏原 敏 ]


