山形はここまで4連勝。今季三度目の5連勝を達成すれば2年連続のプレーオフ進出となる。前々節・群馬戦では後半アディショナルタイムに高橋 潤哉が決勝ゴールを決め、前節はいわきに先制を許したが、途中出場した3選手による3得点で逆転した。全体を通して見れば苦しい時間も多いが、勝負のキワは逃さず、しぶとく勝ち続けている。引き分けでは次に進めない条件は、さしずめ“プレーオフゼロ回戦”の様相だが、100%自力で決めることができる状況だ。ホームで戦えるアドバンテージも最大限に生かせるか。
ドローでもプレーオフ進出の可能性がある甲府は2-0での連勝中。先制点はいずれも鳥海 芳樹が決めている。前節・熊本戦では組織的なハイプレスでボールを奪うと、熊本の連動したプレスにもひるまずボールを前に運び、内容の安定感も示した。篠田 善之監督が作り上げてきたスタイルが、ここへ来てさらにレベルアップしてかみ合っている。また、並行して戦っているAFCチャンピオンズリーグでも、8日に行われたグループH第4節・浙江FC戦で4-1の勝利を収め、グループ首位タイに立っている。今節まで中3日だが、メンバーを大幅にターンオーバーしているため、ハンディではないだろう。昨年度の天皇杯優勝に続いて、J1昇格も手にするのか。
開幕戦では山形が天皇杯覇者・甲府に2-1で勝利しているが、今節はまた別の“一発勝負”。寒気に包まれるスタジアムで、運命の90分はどんな結末を用意しているのか。
[ 文:佐藤 円 ]
