大宮は、シーズン前半戦から最下位に沈む苦しいシーズンを過ごしていた。9月から10月にかけて怒とうの4連勝を飾り、一時は逆転での残留の兆しも見えたが、前々節・甲府戦、前節・清水戦で連敗し、21位が確定。クラブ史上初のJ3降格が濃厚となってしまった(※来季のJ2クラブライセンスを持たないFC大阪が明治安田J3で2位となった場合は降格が免れる)。
選手たちは今季の結果に大きな責任を感じながらも、ホームで戦える今節に向けて気持ちを切り替え、前を向く。そして、ファン・サポーターのために必ず勝利を届けると誓っている。アカデミー育ちの小島 幹敏は「ホーム最終戦で昇格の懸かっているチームとやれる。目の前で昇格を決められるのはイヤなので、勝って終わればいい」と宣言。今季まだ取れていないゴールについても、「ノーゴールでは終われない。どん欲に狙っていく」と意欲を燃やしている。
この試合を前に原崎 政人監督の今季限りでの退任が発表され、南 雄太は苦節26年の現役生活に今季限りでピリオドを打つ。負けていい理由は見つからない。大宮が最後に意地を見せるときである。
東京Vは、歓喜の瞬間を信じてアウェイに乗り込んでくることとなる。勝点1差で2位の清水、勝点で並ぶ3位の磐田を上回るべく自分たちにできることは、この一戦で勝点3を積み上げること。目の前の相手を倒した上で吉報を待ちたい。
[ 文:須賀 大輔 ]

