栃木は2連勝で迎えた前節、アウェイで秋田と戦ったが、0-3で惨敗した。
試合当日は未明から雪が降り続き、ピッチコンディションが悪く、さらに視界不良というタフな環境下だったが、試合のポイントとなるセカンドボール争いで後手を踏み、秋田の前向きなパワーの前に失点を重ねてしまった。コンパクトな相手を“広げる”ことがテーマだったが、大半の時間で思うようにはいかず、試合終了のホイッスルを聞くことになった。
荒天の影響を受けた消化不良のゲームだったが、試合後に田中 誠監督は競り合いやセカンドボール争いで後手を踏んでいたことを受けて、「球際やセカンドボールの部分で相手にまたやられてしまった」と指摘。甲府と横浜FCに連勝できた最大の要因である球際やセカンドボール争い、1対1の強度が目減りしてはどこにも勝てないことをあらためて強調した。
大島 康樹も「僕たちはそこが薄れてしまうと勝てない。いま必要なのはあらためてその部分を全員で共有することだと思う」と振り返った。
今節の栃木に求められるものは、前々節・横浜FC戦で示した、相手に立ち向かっていく姿勢の強さだろう。もう一度、原点回帰が求められる一戦となる。中3日で迎えた秋田戦はスタメンの変更がなかったが、環境面も含めてタフなゲームが続く中、再び中3日で迎える今節、いかにメンバーを選考するのか。指揮官のマネジメントにも注目したい。
一方の大分は前節、ホームに鹿児島を迎えた。長沢 駿が最大の武器である“頭”で2ゴール、渡邉 新太にも今季初ゴールが生まれて、3-0で快勝した。
大分は前々節で清水に0-2で敗れたが、しっかりと盛り返した印象だ。片野坂 知宏監督も「リバウンドメンタリティーをもって今日の鹿児島戦に向けて準備し、パワーを出してくれた」と振り返り、ホーム初勝利を手にした選手たちの奮闘を称えた。
両チームの直近の戦いはすべてロースコアであり、今節もきっ抗した戦いが予想される。ただ、大分としてはここで連勝をつかみ、勢いをさらに膨らませたいところだ。
[ 文:鈴木 康浩 ]

