長崎はアウェイ連戦となった前々節・山口戦、前節・愛媛戦を連勝と最高の形で乗り切り、ホームに戻る。内容で圧倒するゲームこそないものの、僅差の試合をモノにすることで、徐々に内容も向上している。
愛媛戦は中2日で迎えた試合ながら前半からギアを上げ、マテウス ジェズスの得点で先制に成功。後半にはフアンマ デルガドが強烈なミドルシュートで追加点を挙げ、2-0に。その後さすがに疲労の色を隠せなくなり1点を返されたが、下平 隆宏監督が前線3人をすべて入れ替えて中盤に山田 陸も投入していたことで、それ以上運動量が落ちることはなく、逃げ切りに成功した。
対する甲府は、前々節はアウェイで山形に勝利したものの、そこから中3日で迎えた前節はホームでいわきとドロー。1-1で迎えた後半に強風の影響で42分間の中断となると、再開後は勝ち越しの可能性を感じる場面は限られた。今節は、今季3戦3勝と絶好調のアウェイゲーム。根拠ある自信を胸に、長崎に乗り込む。
互いに前節から中3日。どちらも体力的には過酷で、この試合に向けての準備期間はあまりに短い。相手に合わせた戦術をとる可能性は低い。だからこそ、ベクトルは自分たちに向く。今節、そして昇格に懸ける思いが試される。選手・スタッフ・クラブ・サポーターによる総力戦が幕を開ける。
[ 文:椎葉 洋平 ]