いわきは前節、ホームで山形とスコアレスドローを演じた。開始直後から積極的にボールを前線へ送り込み、クロスやセットプレーから決定機を作る。山形の反撃に対してはGK立川 小太郎のファインセーブでしのいだ。後半は一進一退の状況が続く中で、互いに決め切れずに試合を終えた。
それでも、田村 雄三監督が「勝点1を取れたことはプラスに捉えたい」と話す。 いわきは5試合負けなし、さらに得失点差が岡山と並ぶリーグトップタイの『+7』で、攻守ががっちりとかみ合い、7位につけている。
その勢いに乗って、昨季1分1敗と勝てていない秋田を下し、上位に食らいついていきたい。
秋田は前節、アウェイで清水に0-1の敗戦を喫した。相手に左右に揺さぶれても粘り強く守っていたが、26分にCKの流れから失点。その後は小松 蓮が複数の決定機を作るなど見せ場もあったが、押し切れなかった。
この内容と結果を踏まえて、キャプテンの諸岡 裕人は「スコア以上の差を感じた。できたことも、できなかったこともあったが、一つひとつのプレーの質と強度では相手のほうが上だった」と心境を吐露。ボールを奪ってからの攻撃回数やセットプレーの獲得数が少なく、「自分たちのゲームにさせてもらえなかった」と振り返る。
だが、それほど強い相手と対戦し、「自分たちのスタイルを出すためには、もっともっと突き詰めなければいけない」(諸岡)とチーム全体で実感できたのは収穫となった。局面でのバトルの連続が想定されるいわき戦で、その収穫をプレーで表現できるかが最大のポイントとなりそうだ。
[ 文:竹内 松裕 ]

