群馬は前節、ホームでいわきに0-1で敗れて7連敗。明治安田J2第14節終了後に大槻 毅監督との契約を解除し、武藤 覚ヘッドコーチが新指揮官に就任した。その後の2試合でも連敗は止められずにいるが、前節は6試合続いていた複数失点のストップに成功。佐川 洸介が「できれば無失点が良いが、1失点に抑えられたのは収穫」と話すように、守備面で改善の兆しがある。
この状況で群馬は5月20日、清水からFW川本 梨誉の育成型期限付き移籍での加入を発表した。川本は一昨季途中から昨季までも群馬でプレーし、計4得点をマーク。スムーズなフィットが見込まれ、リーグ最少得点の攻撃の起爆剤として期待がかかる。
秋田は前節、アウェイでの山形とのダービー・“奥羽本戦”を2-0で制した。山形戦での初勝利、リーグ戦で5試合ぶりの勝利、同6試合ぶりの無失点など複数のプラス要素がある中で、秋田に関わる人々をとりわけ喜ばせたのは、青木 翔大と小松 蓮の2トップがそろって得点を決めたことだ。チームの勝利のために攻守で体を張り続ける2人は、つかず離れずの距離感を維持して、前半のうちに1得点ずつを決めて試合を優位に進めた。小松はこれが今季のリーグ戦初得点で、「ガンガン取るだけ」と連続得点を狙っている。
良い流れを継続したい秋田は前節から中3日、公式戦3連戦の2試合目でJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド3回戦・新潟戦に臨んだ。山形戦からスタメン10人を入れ替えても、セットプレーやカウンターで複数の決定機を作るなど秋田らしい試合運びを見せ、延長戦までもつれ込む。しかし、最後は新潟に決定力を見せつけられ、0-2で敗れた。
こうして秋田は、直近の公式戦2試合で収穫と課題を手にして群馬戦を迎える。諸岡 裕人は「気持ちの勝負になる。しっかりゲームに入れるように準備したい」と引き締めている。
リーグ戦に限れば、秋田がホームで最後に勝ったのは3月30日の第7節・いわき戦。約2カ月ぶりの白星をサポーターと共有するために、今季初の連勝をつかむために、強気のプレーを徹底して勝利を目指す。
[ 文:竹内 松裕 ]

