“不運が重なっている”という見方もあるが、判断ミスで与えたチャンス(得点)もある。そして、何より流れが悪い。どれだけ切り替えられるか、割り切れるかということも甲府には大事な要素。中川 雄二GKコーチは「今季の中ではいまがドン底だと思う。これ以上悪くなることはない。上がるだけ」と話す。失点は前線からの守備を含めたチーム全体の責任だが、GKコーチとして多くのものを背負っている。ただ、河田 晃兵、渋谷 飛翔というベテラン・中堅のGKが負傷離脱中で、若いGKがチームを支えている状況。シュートなど失点場面に対する修正も必要だが、若いGKに背負わせ過ぎるよりも、チームとしてどう守るか、どうカバーし合えるかといった視点で修正を図りたい。その結果として流れを引き寄せたい。
一方、仙台は直近の7試合で10ゴールを挙げ、その得点者は計6人。前々節・岡山戦(1●4)は相性もあったと思うが、力の差を感じる内容でもあった。ただ、“勝つべき試合”、“勝つべき相手”との試合で勝っているからこその躍進。この点では甲府は勝つべき試合をかなり落としている。今節、仙台から見れば勝つべき試合、勝つべき相手ということになるだろう。しかし、ホームの甲府にとっては踏ん張りどころで、コーチングスタッフにとっても自分たちの経験やアイディアを生かしてどう最大値を発揮するのか、力の見せどころでもある。甲府はホームのファン・サポーターのポジティブな後押しを受けて、流れを引き戻す勝利を手に入れたい。
[ 文:マツオ ジュン ]
