鹿児島は浅野 哲也監督が就任して2戦負けなし。守備面が改善し、安定した試合運びができているが、「ボールの寄せなどでまだまだ甘さがある。もっとハードワークする姿を見たい」と選手たちには妥協なく、厳しさを求めている。明治安田J2第11節・栃木戦を最後に、約2カ月白星から遠ざかっているという現状をなんとしても打破したい。
明るい材料はある。これまで出番の少なかった河辺 駿太郎ら新戦力が台頭し、ケガで戦列から離れていた米澤 令衣も天皇杯2回戦・大分戦で後半頭から途中出場した。もともと米澤が定位置だった左サイドハーフでは、ドリブル突破を武器とする福田 望久斗が存在感を放っており、どんな位置、どのタイミングで、誰を起用するか、浅野監督の采配ぶりに着目したい。守備の要である戸根 一誓が累積警告による出場停止で出られないのは痛いが、攻守ともに「もともとあった戦力が戻ってきており、どの選手が出てくるか楽しみ」と浅野監督も期待を寄せている。
山形もリーグ戦は3戦負けなし、天皇杯2回戦もJ3の相模原に勝利しており、調子は上がっている。リーグ戦は直近2試合無得点と得点力不足が課題だが、3試合連続無失点と試合運びは安定している。鹿児島とは過去三度対戦し、いずれもクリーンシートで勝利している。「あとはゴールネットを揺らすことだけ」と話すのは横山 塁。どちらが先に互いの堅守をこじ開けて勝利を得るか、注目したい。
[ 文:政 純一郎 ]
