アウェイの栃木は、5勝5分11敗の勝点20で19位。第16節・仙台戦から小林 伸二監督に交代して立て直しを図っており、次第にその成果が見えているところ。ここ2試合は連勝し、自信をつけている。もともと強みであった粘り強い守備を小林監督が再整備し、平松 航を中心にスペースを消す。前線からのプレッシャーも積極的だ。
栃木は、攻めては力強いセンターFW宮崎 鴻らの空中戦やその二次攻撃から南野 遥海が襲いかかる形を押し出し、守っては彼ら前線の選手だけでなくウイングバックが高い位置から強烈な圧力を掛けてくる。高強度で攻守の推進力を発揮するスタイルを今節も貫けるか。左サイドの新鋭・川名 連介のドリブルやロングスローにも注目だ。
ホームの仙台は、9勝8分4敗の勝点35で5位。森山 佳郎監督の指揮下で、前線からの激しいプレッシャーを生かしたショートカウンターを得意技としてスタート。シーズンが進むにつれ、長澤 和輝や松井 蓮之のようにボールを動かせるボランチを中心にして、広くピッチを使ったパスワークを身につけるようになってきた。中盤戦ではこのスタイルの進ちょくとともに、パサーの松下 佳貴や高速サイドアタッカーの有田 恵人も台頭しており、攻撃の武器は増えている。
仙台は3試合連続引き分け中となかなか勝ち越せていない現状を打破するためにも、追加点を取れるように進歩した姿をホームのサポーターに見せたいところだ。栃木との前回対戦である第16節で2得点を挙げた中島 元彦ら、前線の爆発に期待したい。
[ 文:板垣 晴朗 ]


