清水はリーグ後半戦初戦から2連敗を喫したが、前節は岡山との上位対決を3-1で制した。再び首位に浮上するためにも、今節は負けられないホームゲームだ。
対する千葉は、6月頭から3連勝を飾り波に乗っていたが、前々節はアウェイで栃木に1-2と逆転負け。だが、ホームに戻って行われた前節は鹿児島を2-1で破り、今季二度目の連敗を回避した。清水との勝点差は『10』あるが、上位戦線に食らいつくためにも、ここで昇格争いのライバルに土をつけたい。
そんな両者は3月に行われた明治安田J2第5節で対戦しており、当時は清水が3-1で勝利。だが、その試合にフル出場した宮本 航汰は「失点する時間帯によっては、どう転んでもおかしくないゲームだった」と振り返る。千葉について「僕が今年やった中で一番強くて、イヤな相手だった」と語るなど、警戒心をあらわにした。
その試合と同様に、千葉は持ち味であるハイプレスで高い位置からボールを奪いにいくことも予想される。そこからショートカウンターにつなげられれば、一気に千葉が流れをつかむ可能性も高い。
清水にとって好材料なのは、今季9勝1分と無敗のホームで試合ができること。宮本も「雰囲気や声援が全然違いますし、自分たちにとっては大きなアドバンテージ」と自信をのぞかせる。
一方で、主力としてチームを支えてきたカルリーニョス ジュニオと乾 貴士が、累積警告のためそろって出場停止となることは懸念材料だ。秋葉 忠宏監督も「本当に全員の力が問われる試合」と気を引き締めており、総力戦で勝点3をつかみにいく。
伝統あるクラブ同士の一戦で、90分間が終わったときに笑顔を見せるのは、どちらになるだろうか。
[ 文:榊原 拓海 ]

