熊本は前節、25分に石川 大地のゴールで先制。しかし、前半のうちに追いつかれると、終了間際の90分に2点目を許して敗れた。決定機を多く作れなかったことに加え、流動的に動く相手の中盤をうまく捕まえることができず、守備から自分たちのペースに持ち込めなかったのも敗因。そこで、ゲームのなかった先週は全体の守備対応をあらためて確認した。また、「タイミングを合わせて相手の裏を狙ったり、相手の矢印を変える動きは必要になってくる」と石川が話すように、相手がブロックを引いてきたときにどれだけ工夫してチャンスを作れるかも課題。今節に向けて攻守両面で前節からの修正が求められる。
一方の山口は現在6連敗中で、今節の結果次第ではJ1昇格プレーオフ進出の可能性がなくなるため、なんとしても勝利が欲しいところ。ただ、相田 勇樹が出場停止、さらに酒井 宣福が負傷離脱と苦しい状況にある。しかし、中断期間でこの一戦に向けた準備にも時間をかけることができたと思われる。連敗中は3ゴールしか取れていないものの、前からボールを奪いにくる熊本のスタイルを逆手にとってディフェンスラインの背後をうまく使う形を作れれば得点機は増えそうだ。
激しい雨によってボールが止まるようなピッチコンディションで行われた前回対戦では、ホームの山口が53分に先制したが、終盤に神代 慶人が2本のPKを決めて熊本が逆転勝ちを収めた。熊本が山口戦の連勝を『5』に伸ばすか、それとも山口がリベンジを果たしてプレーオフ進出に望みをつなぐか、最後まで目が離せない。
[ 文:井芹 貴志 ]


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