ホームで今季の最終戦を迎える山口は1失点以内で勝利すれば、目標に掲げた『勝点55、失点45』を達成する。前半戦終了時点では5位に位置し、クラブ初のJ1昇格を目指したが、第29節・岡山戦からは6連敗。そして第35節終了時点でその望みは絶たれた。だが、『勝点55、失点45』を達成しようと最終戦に向けてチーム一丸となっている。
一方の横浜FCは引き分け以上でJ1自動昇格が決まる(※敗れた場合でも他会場の3位・長崎が引き分け以下であれば自動昇格が決定)。第35節・仙台戦から勝てば2位以上を確定できたが、そこからの3試合は1分2敗と勝利なし。目標達成寸前で足踏みが続いている。仙台戦は0-3、前々節・岡山戦は2-4と複数失点を喫したが、前節・栃木戦で0-0と無失点で終えたのは明るい兆し。リーグ最少失点を誇る持ち前の堅守を発揮できれば、試合後には歓喜の瞬間が訪れるはずだ。
山口のGK関 憲太郎は、今節が現役最後のゲームとなる。古巣の横浜FCを相手にどんな雄姿を見せてくれるかは注目だ。同じく古巣戦となる佐藤 謙介は「相手はここまでしっかりと勝利を積み重ねてきたチーム。最後の個の力や、大舞台での経験を持っている選手がたくさんいる。真剣勝負でやれる機会はなかなかないし、緊張感のあるゲームができることはありがたい」と話している。
この試合を山口は『総力12,000人プロジェクト』と銘打ち、クラブを上げて集客に取り組んでいる。両チームのサポーターが結集することになりそうな一戦はどんな結末を迎えるのか、最後まで目が離せない。
[ 文:田辺 久豊 ]


