リーグ最多タイの7ゴール、最少タイの1失点と、大宮の好調ぶりが際立っている。崩れない守備、そして素早く人数をかけて攻め切る攻撃やセットプレーでの得点。安定した戦いぶりを披露してきた。それでも、「われわれは(J3から)上がってきたチーム」と長澤 徹監督におごりはない。それは練習場のピッチにも反映されており、変わらず集中力と強度の高いトレーニングが続けられている。
前節・熊本戦ではオリオラ サンデー、安光 将作が今季初出場。彼らは離脱していた選手たちだった。「動けるようになってきたと思ったタイミングでチャンスを頂いたことが素直にうれしかった」と安光 将作は話しつつ、「では次もピッチに立てるかといえばまったく思っていない。仲間との競争があるので」とも。そうした練習からの緊張感がいまのスキのない戦いにつながっている。
U-20日本代表のキャプテンとしてAFC U20アジアカップに臨み、U-20W杯の出場権獲得に大きく貢献した市原 吏音もチームに合流している。昨季にJ3ベストイレブンを受賞していた彼とて、「帰ってきたからといってすぐにスタメンという形では絶対ない。練習からアピールしないといけない」と気を引き締めている状態だ。
山口は前節、札幌を相手にホームで2-0と勝利。ソリッドな戦いを見せるチームは[4-4-2]のブロックを敷きながら守り、突破力のあるアタッカーがサイドをえぐってくる。古巣戦となる岡庭 愁人は気合いが入っているだろう。大宮の長澤 徹監督も「(前々節では)長崎に対して(終了間際までリードして)もう少しで勝つというところまでいっていたことが証明している」と実力を認めつつ、警戒をしていた。
大宮の快進撃は続くのか。山口がそれをストップするのか。キックオフは土曜14時だ。
[ 文:田中 直希 ]

