10月の頭から連戦を戦っていた大宮は、今節が中3日での3連戦の3試合目。この2試合はほとんど先発を入れ替えずに戦ってきた。コンディション面で多少の心配はあるが、5日の明治安田J2第33節・山形戦に引き続きホームで戦えるだけに、そこまで大きな不安は感じない。それよりも、この一戦が残留に向けてどのくらい大きな意味を持つゲームになるかを全員が理解して戦うことが大事になる。
山形戦は終了間際に小島 幹敏が値千金のゴールを決め、勝点1を拾った。その後、逆転まで運べなかったことに悔しさは残ったが、その前の2試合でチャンスがありながらも決め切れず、反省の弁を並べていた小島がゴールを取り、チームの雰囲気はさらに明るくなりそうである。
山口は3バックとアンカーを中心にボールを丁寧に動かしながら攻撃に出てくるチームであり、大宮との相性は良さそう。ボールを奪いにいくところとブロックを作って構えるところのメリハリを利かせて対応しながら、良い形で素早い攻撃につないでいけるか。この試合の前日に岩手と群馬は試合を終えているだけに、残留争いのライバルの結果を知った上で戦えるアドバンテージも生かしたい。
対して山口はこの試合で勝てば勝点が『50』に乗る。大きなモチベーションを見いだすのは難しい状況ではあるが、ここ数試合で披露しているサッカーは魅力的なだけに、来季以降につなげていく意味でも残り3試合は継続して戦いたい。
特に前線に入る高井 和馬はこの2試合で5ゴールと荒稼ぎ中。3戦連発でチームを勝利に導けるか、注目である。
[ 文:須賀 大輔 ]

