J1昇格プレーオフ進出、J1昇格を目標とする両チーム。ただ、ここまで甲府が2勝1分4敗で15位、いわきが3分4敗で19位と、ともにスタートダッシュはできなかった。それでも、上を見れば甲府から5位・今治までは5ポイント差、いわきから甲府までは4ポイント差と、1試合の勝ち負けで景色は大きく変わる状況なだけに、悲観することはない。とはいえ危機感は必要で、下位に定着するとメンタル的にも抜け出しにくくなるため、ここは踏ん張りどころだ。
いわきは前節、水戸とアウェイで対戦。約1,200人の大サポーターが背中を押したが、1-4で敗れた。失点の多さは当然課題だが、谷村 海那に今季初ゴールが生まれたことはプラスの要素だ。昨季18ゴールを挙げ、J2ベストイレブンに選出されたFWは乗ってきたら頼もしい存在。また、谷村 海那以外にも前線には高さや賢さを備えた選手がおり、甲府としては戦い方を間違えるわけにはいかず、最後のところでしっかり守り切れるかが問われそうだ。
甲府はここまで失点の多さによって勝点をつかみ切れなかったが、その流れが前節・札幌戦で変わった。得点力不足、決定機で強いシュートを打てないなどの課題はあるが、先制し、無失点に抑えたことは大きい。いわき戦では高さで勝つことも求められる中で、孫 大河、エドゥアルド マンシャが信頼感を高めていることは強み。あとは今季一度しか挙げられていない複数得点にもこだわり、今季初の連勝を果たしたい。
[ 文:マツオ ジュン ]
