いわきは未消化試合を1試合残しているが、シーズン折り返しの明治安田J2第19節を終えて、7勝6分5敗の8位。ここから目標とするJ1昇格プレーオフ圏内を目指す。
春先に比べると、5月は勝点の獲得ペースが伸び悩んだ。ただ、シーズンの半分を終えた時点での成果はJ2全体の中でもサプライズだっただろう。それでも「引き分けに終わった試合の中でも勝点2を失ったと思う試合が多かった」と田村 雄三監督は振り返る。
一新されたチームの力を右肩上がりに、着実に高める作業は至難の業だ。積み上げてきたベースを基にリーグ後半戦は前半戦以上の勝点を獲得できるか。甲府戦を皮切りに勝点が近いチームや上位勢との対戦が続く。田村監督自身も「6月は勝負の月」と位置づけていて、後半戦のスタートダッシュを切れるように準備を進める。
天皇杯2回戦・秋田戦は2-0で勝利。負傷離脱によって手薄になっていたDF陣に生駒 仁と照山 颯人が復帰し、前線では棚田 遼も戻ってきており、プラスの材料は多い。
さらに手ごわいチームになっていくために、まずは今節でホーム戦4試合ぶりの勝利を目指す。
一方、甲府は6勝5分8敗の13位で折り返した。前節・仙台戦を引き分けて連敗を『3』で止めたが、5試合未勝利と苦しい状況が続いている。ケガ人の多さが大きく影響を及ぼしていて、さらに今節は仙台戦で同点ゴールを決めたアダイウトンが出場停止。3バックにシフトしたり、若きストライカー・内藤 大和を起用しながら成長を促したり、打てる手を打ちながらこの状況に向き合っている。
甲府は敗戦した多くの試合で先制点を献上している。連敗を阻止した次の試合、巻き返しに向けて勝利を目指す。
[ 文:柿崎 優成 ]
