順位は離れているものの、両チームの勝点差は『7』で決して大きくはなく、J2は混戦模様。ここで上位を叩いて浮上したい秋田と、首位の千葉を追走したい大宮の意地がぶつかり合う。
吉田 謙監督は大宮を「粘り強いチーム」と称えている。その理由の1つはここまでの8試合で、後半アディショナルタイムを含めた76分以降に6得点を決めてきた結果にある。
大宮はその強みをホームでの前節・大分戦でも発揮した。中盤でセカンドボールを奪われて20分に先制を許すも、21分にGK笠原 昂史のロングフィードから最後は豊川 雄太が決めて追いつく。53分にCKからゴールを許して勝ち越されたが、90+4分にカプリーニがねじ込んで勝点1をもぎ取ってみせた。
ホームで4勝1分と強さを誇っている大宮は、アウェイでは1勝2敗で現在2連敗中。自動昇格圏の座を守るためにもアウェイで勝点を積み上げたい。
対する秋田は前節、アウェイで仙台に0-1で敗れた。開始10分に相手の縦に速い攻撃から先制を許す。それでも下を向かずに切り替えて対抗し、後半は相手のシュートをゼロ本に抑えて相手陣地で攻撃を仕掛ける。しかし最後まで1点が遠く、今季5敗目を喫した。
ただ、鈴木 翔大が「やってきたことを整理しながら自分たちの良さを出す。ここ3試合はベースの部分が積み上がってきている感じはある。秋田らしい試合を続けていきたい」と話すように、秋田のベースである走力・球際・切り替えで相手を上回るシーンが増えたこと、失点が減っていることは収穫だ。
両者のこぼれ球奪取数は『329』でともにリーグ2位につけており、90分を通じてセカンドボール奪取が勝負を分ける展開になりそうだ。秋田はボールに食らいつき、目の前の相手に勝ち続けた上で勝点3をつかみたい。
[ 文:竹内 松裕 ]

