依然として最下位に沈んでいる大宮だが、前節・金沢戦は会心の勝利となった。夏に加入したシュヴィルツォクが初先発を飾り、前線で抜群の存在感を発揮。FKから決めた強烈なシュートだけでなく、ポストワークやボールキープなど一つひとつのプレーで格の違いを見せつけ、残留の救世主へ名乗りを上げた。
チーム全体で見ても、後ろ重心の戦いが続いていたこれまでから、攻撃へ意識を傾ける戦いぶりに変貌。5月に原崎 政人監督が就任して以降、なかなか狙いどおりのサッカーを披露できていなかった中、自信とベースを手に入れた90分となった。
ここ5試合は2勝2分1敗と上り調子。残留圏との差は6ポイントとまだ開きはあるが、少しずつその背中が見えてきている。今季アウェイ初勝利をつかんだ前節に続き、今節で初の連勝を飾り、勢いを一気に加速させたい。
アウェイの秋田は、1試合消化が少ない中、順位表のほぼ真ん中につけている。J1昇格プレーオフ圏内の6位とは勝点9差である一方、降格圏とも勝点8差。浮上するか、下に引きずり込まれるか、その瀬戸際にいる。
ナイトゲームとはいえ、関東特有の暑さの中での戦いはラクではないが、吉田 謙監督率いる秋田のスタイルは不変。相手よりも走り、戦い、愚直にゴールへと向かっていく姿勢を貫き、上昇していくための勝点3を手にしたい。
[ 文:須賀 大輔 ]

