ホームの藤枝は、第2節・今治戦から6戦負けなし(3勝3分)と良い流れをつかんでいたが、直近は元J1の相手に3連敗。力負けしたわけではないが、自分たちのサッカーを見失った時間帯に失点を喫して、すべて1点差で敗れている。藤枝らしい超攻撃的サッカーを90分通してやり続けられない背景には「戦い方だけでなくメンタル面もあると思う」と須藤 大輔監督は言う。
金曜日のナイトゲーム、ホームでサポーターの後押しも受けてメンタル面でもタフさを増した姿を見せることが、連戦に向けて重要になる。
対する熊本も、第6節・山口戦からの2連勝後、3戦勝ちなしと波に乗り切れていない。前節・仙台戦は0-1で敗れ、「ここで勝つか負けるかという大きな勝負どころで勝てないというのは、勝負強さというか、ゲームに懸ける思いというか、そこが足りなかったなと思います」と大木 武監督は振り返った。こちらも藤枝と同様に、メンタル面も含めた勝ち切る力が問われている。
また、スタイル的にも藤枝と熊本は重なる部分が多い。自分たちでボールを動かしながら攻撃的に戦い、失ったら即座にカウンタープレスでボールを奪って攻め続けるという狙いは同じ。その面でどちらが優位に立つかが、試合展開や結果を大きく左右するはずだ。ポジショニングや技術的な精度、切り替えの早さ、そして球際の1対1で「絶対負けない」という気持ちの強さなど、プライドのぶつかり合いという面も大きな見どころとなるだろう。
[ 文:前島 芳雄 ]


