ホームの藤枝は、今週水曜日にアウェイで行われた前節・山形戦でようやく今季リーグ戦初得点と初勝利を挙げたばかり。内容的にも大きな手ごたえがあり、それを継続して連勝することができれば、チームの自信や勢いはより高まるはずだ。
また、熊本に対しては自分たちのスタイルで上回りたいという意地もある。昨年は真っ向勝負に挑んだホームゲームで0-4の完敗を喫し、アウェイでは現実的な戦いに徹して2-0で勝利を収めたが、自分たちの形で勝ったという感触はない。
また、須藤 大輔監督は現役時代に甲府で熊本・大木 武監督の下で戦って大きな影響を受け、指導者になってからのサッカースタイルにも大木監督の影響は大きい。師匠を上回りたいという思いも強く持っている。
「われわれのスタイルで勝ちたいという気持ちはあります。ただ、状況に応じて若干テイストは変えられるというのもわれわれが成長してきた部分なので、臨機応変に戦うという面も見せていきたいです」と須藤監督は言う。
一方の熊本は、選手が替わっても相手が変わっても戦い方を変えないという姿勢を大木監督はずっと貫いていることから、アウェイでも真っ向勝負に挑んでくるだろう。両者ともハイプレスや後方からのビルドアップによるボール保持が身上であり、“自分たちらしさ”という面でどちらが優位に立てるかが、大きな注目点となる。
もちろん、どちらも勝点3が何より欲しい状況。優位に試合を進めつつ、決めるべきところを決め切り、守るべきところを守り切れるか。対決の見どころが明確で、互いの意地が激しくぶつかり合う。観ていて楽しいゲームになることは間違いなさそうだ。
[ 文:前島 芳雄 ]


