ホームの仙台は、6勝4分2敗の勝点22で3位。就任2年目の森山 佳郎監督が、守備をベースとしたチーム作りを発展させている。前線からの果敢なプレッシャーを特徴としてきたが、今季は中盤で構えてブロックを作る守備との使い分けが進み、攻撃でもボールを保持する力が高まってきた。前節はアウェイで甲府に2-1での勝利を収め、ホームに戻ってきた。
アウェイの山口は、2勝5分5敗の勝点11で19位。こちらも2年目の指揮となる志垣 良監督の下で、堅固な守備組織を披露するとともに全ポジションが広範囲で強度の高いプレッシャーを掛けるチームだ。今季は第3節で初勝利を収めたあと、2勝目を手にできずに苦労してきたが、前節で磐田を1-0で破って“トンネル”を脱出。9試合ぶりの勝利で勢いをつけてキューアンドエースタジアムみやぎに乗り込む。
ともに攻守の切り替えが早く、一度守備が整った相手を崩すのは簡単ではない。仙台は菅田 真啓と井上 詩音、山口は板倉 洸、松田 佳大、下堂 竜聖とCBが堅く、お互いに中央を崩すには工夫も勢いも必要。特に攻撃を仕上げるFW陣の働きは注目ポイントだ。
山口は2試合連続ゴール中の山本 桜大が果敢にゴールへ突き進み、仙台は出場停止から戻る宮崎 鴻が高さと強さでゴール前の競り合いを制するなど、それぞれの武器を活用し、堅陣攻略を図りたい。最後まで走り抜いて、堅い守備を攻略するのはどちらのチームか。
[ 文:板垣 晴朗 ]