大分は現在、6勝8分4敗の勝点26で10位。昨秋から取り組んできた守備戦術による堅守をベースに粘り強く勝点を積んできた。守備に比べて戦術浸透に遅れを取っていた攻撃面も、徐々に整理されてチャンスビルディング数やシュート数を増やしつつあるが、失点の少なさは維持しつつ得点力を上げていきたい状況だ。
7日に行われた未消化分の第17節は、アウェイで今治と初対戦。複数のチャンスを築いた前半にオウンゴールで先制したものの、その後は相手の外国籍選手たちが醸し出す勢いに押されて防戦一方となり、追いつかれてなんとか勝点1を死守するにとどまった。改善すべき点が多く見られたが、同勝点の相手に3ポイントを与えなかったことはポジティブに捉えることができる。今節もまたパワフルな攻撃陣を擁する秋田との対戦。勝利してリーグ前半戦を締めくくり、今節から始まる天皇杯2回戦・札幌戦を挟んだ公式戦3連戦へとはずみをつけたい。
一方、秋田はここまで5勝2分11敗の勝点17で17位と、前半戦は苦戦。昨季まで堅守を誇っていたチームだが、今季は失点が続き、守備面の課題が露呈している。その中でも現在J2得点ランキング首位タイ(9得点)、また空中戦勝利数(115回)でリーグトップに立つ小松 蓮が攻撃をリードし、特徴的なチームスタイルを際立たせている。
秋田は11日にハワイアンズスタジアムいわきで天皇杯2回戦・いわき戦を戦い、2-1で3回戦へとコマを進めた。佐川 洸介が2得点を挙げて存在感を示したが、これまでリーグ戦で主力を務めてきたメンバーも多く出場しており、今度は遠い九州への移動も伴う連戦の負荷が試合にどう出るかは気がかりなところだ。
混戦のリーグなだけに、手堅く勝点を積みながらギアアップの機をうかがいたい両チーム。激しくタフな戦いになることが予想される。
[ 文:ひぐらし ひなつ ]
105 大分トリニータ 1.webp)