藤枝は前節、ホームで山口と対戦して2-2で引き分けた。中盤でボールを奪い、ショートカウンターから浅倉 廉が先制点を決めるも、CKとミドルシュートで2点を決められて前半のうちにひっくり返される。後半開始直後、右からのクロスを楠本 卓海が押し込んで追いつくが、その後はスコアが動かず両チームが勝点1を分け合った。
対する秋田は前節、アウェイでの磐田戦で4-1の快勝。この試合では秋田のセットプレーが猛威を振るった。クロスからの失点で先制を許すも、前からの連動した守備で押し返し、前半のうちにCKとスローインからネットを揺らして逆転。後半にCKと縦に速い攻撃で2点を加えて畳みかけ、今季二度目の連勝を達成した。
また、天皇杯ラウンド16に勝ち進んでいた秋田は8月6日に相模原と対戦。セカンドボールの回収で相手に上回られて先制を許したが、途中出場の佐藤 大樹が強烈なシュートを突き刺して延長戦に持ち込み、そこからは一進一退の攻防を展開。最後はPK戦の目前で決勝点をねじ込まれて敗れた。
秋田にとって藤枝戦は、中3日、中2日で迎える公式戦3連戦の3試合目。岡﨑 亮平が「藤枝は順位が近い相手。勝たなきゃいけない」と話すように、疲労がピークを迎える状況でも、天皇杯の敗戦から切り替えて目の前のリーグ戦に集中しなければならない。
秋田は降格圏に沈んだ時期もあったが、直近6試合で獲得した勝点は『10』と少しずつ上向いている。だが、浮上のきっかけをつかむには、3月30日の明治安田J2第7節・山口戦以来となる無失点の達成が重要になる。今節は、ボールを保持して前後左右に揺さぶってくる藤枝に対し、秋田が前からの連動した守備で圧力を掛ける展開が想定される。吉田 謙監督が掲げる「入りからフルパワーで行くのみ」という強気の姿勢をチーム全体で体現し、無失点を果たした上での3連勝を目指したい。
[ 文:竹内 松裕 ]

