3週間の中断期間を経て、前々節から再開した明治安田J2。水戸は前々節・熊本戦で16試合ぶりの敗戦を喫し、選手たちが受けたショックは決して小さくなかった。だからこそ、前節・山形戦はもう一度自分たちのやるべきことを再確認して挑んだ。昇格を目指すために連敗するわけにはいかないという強い気概を胸に、「勝てばいい」と森 直樹監督が強調して挑んだ中、開始直後の5分に渡邉 新太がゴールを決め、20分にはボランチの大崎 航詩が豪快なミドルシュートを叩き込んで2点をリードして試合を展開。終了間際に失点を喫したものの、そのまま逃げ切って勝利を手にした。
「熊本戦で苦しい思いをして、その後の1週間はみんな歯がゆい時間を過ごした。そこから前節勝った勢いを、そのまま磐田にぶつけたい」と根本 凌が意気込むように、敗戦の悔しさを糧にして手に入れた勢いを持って今節に挑む。前回磐田と対戦した開幕戦では、相手の強力な攻撃を抑えることができず、3失点を喫してしまった。その後2点を返したものの、1点届かずに敗れた。
「順位や状況は関係ない。開幕戦のリベンジをしなければならない」と森 直樹監督は語気を強める。昨季までJ1で戦っていたチームに勝利して、大きな自信と勢いを手にするために、磐田に立ち向かう。
対する磐田はリーグ再開後、痛恨の2連敗。いずれの試合も相手の前への圧力をはね返せず、積み上げてきた攻撃的なサッカーを出し切れないまま敗れてしまった。順位は6月終了時点でJ1昇格プレーオフ圏内に位置していたが、そこから8位に転落。だからこそ、これ以上負けるわけにはいかないと今節に向けて並々ならぬ闘志を燃やしていることだろう。
リーグ終盤戦の行方を左右する重要な一戦。上位対決を制するのは、果たしてどちらのチームか。
[ 文:佐藤 拓也 ]