ホームの熊本は前々節、首位の水戸を迎えて今季初の逆転勝ち。勢いをつかみかけたが、前節・今治戦も先制を許して追う展開となり、1点差に追い上げたものの連勝はならず。「3点取られると、なかなか勝つのは難しい」と試合後に大木 武監督が述べたように、とりわけゴール前の対応が課題だ。
攻撃面では、古長谷 千博が3試合連続ゴールと好調を維持しているほか、今治戦では大本 祐槻が8試合ぶりにピッチに立って半代 将都の20試合ぶりのゴールをアシストするなど、ポジティブな要素もある。今節は塩浜 遼の出場停止が明けて復帰する見通しで、いかに自分たちの強みを出して優位な展開に持ち込めるか。
一方の藤枝は前節、秋田と対戦。押し気味に進めながら得点を奪い切れず、3試合連続引き分けとなった。
須藤 大輔監督は「われわれのボックス内での守備では果敢にボールにアタックでき、そこからわれわれらしい攻撃もできた」と振り返るが、「それで満足していたらこの先はない。アグレッシブな姿勢を見せ、なおかつ勝ち切る、決め切る、そういう力をもう1つ上げていきたい」と、目標のJ1昇格プレーオフ圏進出に向けて、より高い基準を求めている。
5戦負けなしとチーム状況としては決して悪くないが、その内訳は1勝4分。熊本には前期の対戦で敗れている点も含めて、攻撃的な姿勢を貫いて4試合ぶりの勝点3を持ち帰りたい思いは強いだろう。
J3での3シーズンも含め、ここまでの対戦成績は5勝1分5敗の五分。攻撃に特徴を持つチーム同士で、見ごたえのある試合になるはずだ。
[ 文:井芹 貴志 ]


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