現在2連勝中の長崎は、直近の2試合でマテウス ジェズスが計4発。ともに1点差のきっ抗した展開ながら、エースの縦横無尽の活躍によって3位まで浮上してきた。2位・千葉とは勝点3差、首位・水戸までも勝点6差。得失点差で大きく劣っているものの、確実に視野に入ってきた。夏の移籍市場で加わり、前節・鳥栖戦で初出場・初先発となったディエゴ ピトゥカをさらなる起爆剤として、もう1段階ギアを上げたいところだ。
一方の山口は10戦勝利なしの19位と、苦しい状況が続く。6月に就任した中山 元気監督の下でも6試合未勝利。ただ、前節は仙台を相手に先制し、逆転を許したものの終盤に追いついてドロー。粘り強さを発揮し、光明が見えた一戦と捉えることもできる。
明治安田J2第20節・愛媛戦以来のスタメン出場となった有田 稜が起点となり、草野 侑己や山本 桜大、野寄 和哉らが絡むアタックは間違いなく迫力があった。また、途中出場のアレフ フィルミーノがJリーグ初ゴールとなる同点ゴールを奪取。目指す攻撃的なサッカーは形になりつつある。チーム全体が自信をつかめば、一気に勝点を積める可能性はある。そのためにはどのような形であれ、勝利が欲しい。
順位に差はあるが、それは力の差が小さいJ2での勝敗に関係はない。今季途中に就任した現監督の下(※長崎も6月に高木 琢也監督が新たに就任)、積み上げてきたものを表現できるか、チームのためにどれだけ戦い抜けるか。そういった姿勢が問われる一戦となる。
[ 文:椎葉 洋平 ]
