ここ数シーズン、リーグ後半戦の追い上げを定番にしてきた山形だが、今季はまだそのフェーズを迎えていない。6月に就任した横内 昭展監督はここまで7試合、負けと勝ちを交互に繰り返している。連勝を目指した前節・徳島戦は押し込まれた前半に耐え切れずに失点。後半は攻め込んだが、リーグ最少失点の徳島からゴールを奪えず、0-1で敗れている。
現在稼働しているCBの安部 崇士と城和 隼颯はともに警告3枚で出場停止へリーチの状態だが、際どいプレーに持ち込んででも止めることが求められるポジション。ここ13試合でクリーンシートが1試合のみと、相手も失点が目立つ最終ラインに揺さぶりをかけてくることが予想される中、抑え込むことができるか。
鳥栖も山形同様、中断明けは負けと勝ちが交互に繰り返されていたが、首位・水戸と対戦した前節は2-2のドロー。前半にロングカウンターから失点を喫したものの、後半開始早々に左サイドのコンビネーションから新井 晴樹が決めて同点に。88分に勝ち越されたが、90+7分にFKの流れから酒井 宣福のゴールでドローに持ち込んだ。
ここまで先制された10試合のうち、逆転勝利を挙げたのは明治安田J2第16節・秋田戦のみ。ドローも前節のみで、あとの8試合は敗戦につながっているため、先に失点を喫することだけは避けたいところ。
第11節の前回対戦は鳥栖が2-1で勝利。山形は最後に一矢報いたが、前半で2-0とした鳥栖が全体をコントロールするゲームだった。監督交代とスタイルのマイナーチェンジを経た山形が、再び鳥栖に挑む。
[ 文:佐藤 円 ]
