大分は現在6勝10分11敗の勝点28で16位。第17節以降10戦未勝利と、シーズン後半戦は大失速している。前々節・甲府戦後に片野坂 知宏前監督との契約解除という苦渋の決断を下し、ヘッドコーチから内部昇格した竹中 穣監督体制へと舵を切った。
その初陣だった前節・いわき戦では、今季ワーストの4失点で大敗。ただ、その背景にはこれまでの課題克服のために、攻守両面でリスクを負って戦ったことによる“副作用”もある。竹中 穣監督は守備戦術の再整理を急ぐとともに、「かなり無理をして相手の懐に入っていった部分もあったと思うので、その入っていく部分を変えずに、入りながらも次にどう攻撃につなげていくかの判断のところにアプローチしていく」と積み上げを誓った。残り11試合で降格圏との勝点差は『5』。楽観視できる状況ではないが、ボールを意図的に前進させてゴールに迫るスタイルを成熟させていく構えだ。
磐田は現在13勝5分9敗の勝点44で7位。前節はホームで富山と戦い、2-0で下して約2カ月ぶりの連勝を遂げた。7月3日に広島から期限付き移籍で加入した井上 潮音が戦いをけん引するようになって、チームは上り調子に。井上 潮音と同時期に加入したグスタボ シルバもプレータイムを伸ばしている。8月20日にはジョルディ クルークスが横浜FMへと完全移籍したが、同日に岡山からブラウン ノア 賢信を期限付き移籍で獲得。大分戦で磐田での初出場を果たす可能性もある。
新戦力による新たな態様が完成度を高めつつある磐田に対し、新体制2戦目の大分がホームで意地を見せることができるか。磐田にとっては上位進出のために、大分にとっては残留争い脱出のために、なんとしても勝点を積みたい一戦となる。
[ 文:ひぐらし ひなつ ]
105 大分トリニータ 1.webp)