ホームの熊本は今季、シーズン中盤に10戦勝ちなしの時期もあり、勝点を積み上げられずに苦しんだ。ただ、J3福島から今季加わった塩浜 遼が10得点、22日に負傷による離脱が発表されたが高校生の神代 慶人が7得点などチームとして得点は取れており、藤井 皓也らプロ2年目の選手たちも主力に定着するなど、底上げもできている。
前節・山形戦はこれまでとは異なる布陣で臨んだ中でカウンターから先制を許したが、豊田 歩の今季初ゴールで追いつく。1-1のドローに終わって4試合ぶりの勝利とはならなかったが、攻守において一定の成果が見られた。
大分には2022年の明治安田J2第23節から公式戦7試合で2分5敗と勝っていないため、ホームで勝ち切りたい。
一方の大分も今季は勢いに乗れず、8月に片野坂 知宏前監督との契約解除に踏み切った。竹中 穣監督就任後は1勝4分2敗と黒星の数は減少傾向にあるが、浮上につながっていない最も大きな要因は、ゴールが奪えていないこと(7戦で2得点)。前節・仙台戦もチャンスは作れていたが、3試合連続の無得点に終わっている。
ただ、熊本との前回対戦では相手の攻撃を受ける時間が長かった中、クロスから有馬 幸太郎のゴールで勝っている。今節もできるだけ無失点の時間を継続していきたい。FWグレイソンが出場停止によって今節から2試合不在のため、前線に誰が起用されるかは注目点だ。
降格圏との勝点差はいずれも『8』で、勝てば残留に向けて大きく前進する。だからこそ、お互いの意地がぶつかる熱のこもったゲームになることは間違いない。
[ 文:井芹 貴志 ]


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