ホームのいわきは前節、徳島と対戦。1点を争う堅い展開となった中で、79分に五十嵐 聖己のロングスローから深港 壮一郎がゴール前で執念を見せて決勝点を奪い、上位撃破に成功した。
10月の3試合は思いどおりの試合運びができる時間が少なくても、個人の局面で負けないしぶとさを見せて勝利を手繰り寄せることができた。可能性を残す6位以内への浮上を目指し、気持ちを切らさずに連勝を伸ばせるか。今節は今季初の4連勝を目指して“J2昇格同期”を迎え撃つ。
ただ、藤枝戦を迎えるにあたって懸念材料がある。クラブの顔・山下 優人が累積警告により出場停止となることだ。精神的支柱であり、セットプレーでも替えが利かないキッカーを欠くことは大きな痛手。10月29日に行われたメディア向けの公開練習では、先発候補の選手が全体練習後にCKの自主練習に励んでいた。ただ、山下 優人が欠場する中でも、ケガが癒えた山口 大輝やコンディションが回復した熊田 直紀の存在は心強く、1人が不在になったことでチームが機能しなくなるということは起こらないはずだ。
一方の藤枝は明治安田J2第30節で磐田戦における初勝利を挙げたが、その後は1分3敗と失速している。残り4試合で降格圏との勝点差は『8』。第5節の前回対戦では相手がストロングとしている部分で上回り、2-0でいわきを下した。この順位で終わるようなチームではないため、シーズンダブルを果たして流れを上向きにしていきたい。
[ 文:柿崎 優成 ]
