アウェイの熊本は、9勝8分18敗の17位。大木 武監督の下、長期にわたってショートパスやポジションチェンジを活用したボール保持を浸透させてきた。前節は山口との残留争い直接対決を0-1で落とし、これによって降格圏である18位との勝点差が『3』に。最近の熊本はフォーメーションを[3-5-2]に変えて修正を図っているが、攻撃的スタイルは変わらない。ここまで10ゴールを挙げている塩浜 遼のシュートセンス、藤井 皓也の2列目からの機敏な動き出しなどを生かしてゴールにつなげたいところだ。
ホームの仙台は、15勝13分7敗の6位。森山 佳郎監督はハードワークを基盤にした守備からチームを作り、時間をかけて攻撃のバリエーションも増やしてきた。最近の2試合は複数得点が続いているが、一方で複数失点も続いている。前々節・鳥栖戦は2点ビハインドから1人が退場して絶体絶命の状況になったが、そこから3得点を挙げて大逆転勝利。しかし、前節・今治戦は先制後に3失点を喫し、今季初の逆転負けと安定した戦いができていない。前線から果敢に相手へ襲いかかってボールを奪い、その勢いと迫力のまま相手ゴールに迫る姿を取り戻したい。CB井上 詩音には最終ラインの果敢な押し上げ、SB真瀬 拓海には攻撃参加で厚みを加えることが求められる。また、2戦連続ゴール中の宮崎 鴻のシュート数を増やすことも重要になる。
それぞれ懸かっているものがあるため堅い試合になる可能性もあるが、互いがベストな状態で攻め合う展開を期待したい。
[ 文:板垣 晴朗 ]


