熊本は前節、アウェイで山形と対戦し、開始10分にCKから先制を許して追う展開となった。その後は石川 大地や唐山 翔自、途中出場の竹本 雄飛や大﨑 舜が決定機を作ったものの、最終的には無得点に終わった。相手の倍以上となる16本のシュートを記録するなど攻撃の形はできているが、残り2試合も最後のクオリティーと向き合っていく。
大木 武監督は「今週はセットプレーも含めたクロス対応とゴール前の仕掛けの部分にウェイトを置いた」と言い、「ボールを失うことを怖がっているように感じられるところもあるので、もっと思い切って行っていこう」と選手たちに伝えたという。併せて、セットプレーからの得点が多い仙台にそうした場面をできるだけ作らせないことも意識したい。
対する仙台は前節、愛媛と対戦。相手のハイプレスを受けてボールを動かせない時間が続いたが、徐々に流れを引き寄せ、前半終了間際に中山 仁斗、後半立ち上がりにエロンが得点を奪って2-0で完勝した。
今節の結果次第では、勝点で並んでいる千葉、岡山を抜いて4位に浮上できる可能性がある。ただ、敗れれば勝点1差で7位の山形に追い抜かれかねない。J1昇格プレーオフ進出争いを生き残るためにはなんとしても勝点3が欲しい状況で、さらに得失点差がライバルたちより劣っていることを考えれば、できるだけ多くゴールを奪いたいところ。
リーグ戦通算対戦成績は仙台の8勝3分。熊本が仙台から念願の初勝利を挙げるか、それとも仙台が森山 佳郎監督の故郷での初采配を3連勝で飾るか。プレーオフ進出争いを左右する注目の一戦だ。
[ 文:井芹 貴志 ]


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