仙台はホームで行われた前節・熊本戦を2-0で制した。宮崎 鴻の3試合連続となる得点で先制すると、終了間際に小林 心がダメ押し。前々節・今治戦までの2試合で計5失点を喫していたが、そこから引き締めてクリーンシートを達成した。
6位を堅持して自動昇格の可能性も残している仙台は、2位・長崎との勝点差が『5』。自動昇格圏に入るには残り2戦で2勝を挙げることが絶対条件だ。一方で7位・磐田が勝点1差で追ってきていることから、J1昇格プレーオフ圏内の確保も安泰ではない。必勝態勢で秋田入りするだろう。
一方の秋田は前節、ホームでいわきと対戦。強みのセットプレーを生かして飯泉 涼矢が先制点を決め、終了間際に佐藤 大樹が相手のスキを突いて追加点を奪取。2-0で勝ち、自力でJ2残留を決めた。目標のトップ6には届かなかったが、失点がかさんで一時は降格圏に落ちるなど苦しんだ前期を経て、後期は守備を立て直して勝点を積み上げられたのはチーム全体の成果だ。
上位の長崎や千葉にもゴールを許さず勝点を奪い取ったホームで、良い意味で吹っ切れた秋田はどのように戦うか。
仙台がボールを保持する展開が想定される中で、キャプテンの1人である岡﨑 亮平は「ボールを持たれてもやられないこと。どこから相手が攻めてくるのかを考えて相手がイヤがる守備をしながら、前へのプレッシャーを出してボールを奪いにいきたい」と話す。
思い起こせば2022年のJ2第42節でも同様の構図でこの対戦があった。勝たなければプレーオフ進出を逃す仙台に対し、秋田がスコアレスドローに持ち込んでその夢を砕いた。悔しい歴史を繰り返させまいと、多数の仙台サポーターがソユースタジアムに足を運ぶことが予想される状況で、秋田はクラブ史上最多の動員数10,607人の更新を掲げ、地元での集客に力を注ぐ。岡﨑 亮平は「僕たちは秋田県全体のサッカー人気に火がついてほしいと思っているので、この一戦には意味がある。仙台を倒し、『東北の中に秋田があるぞ』というところを見せなきゃいけない」と意気込む。
[ 文:竹内 松裕 ]

