富山が残留を果たすためには勝利が絶対条件。その上で17位・熊本が敗れると富山の残留が決定。また、熊本が引き分けだった場合は勝点37で並ぶため、残留圏へ上がるためには得失点差で上回るか、もし得失点差も並んだ場合は総得点数で上回る必要がある。現在、得失点差は『2』、総得点数は『11』下回っていることを踏まえると、“3点差以上での勝利”が理想の結果。秋田は難しい相手だが、早めに先取点を奪い、リードを保ちながら追加点を狙う展開に持ち込みたい。
前節・甲府戦は後半アディショナルタイム、CKの混戦から香川 勇気が決勝点を挙げて勝利をもぎ取った。負けると降格が決まる崖っぷちで2連勝を飾り、勢いに乗っている。安達 亮監督は「J2で戦うにふさわしいだけの力がついてきた。だからこそ残留の可能性を最終戦までつなげたと思っている」と話す。ボールを保持しながら攻め込み、ペナルティーエリアに進入する回数やシュート本数も増えてきた。あとはチャンスを決め切れるかどうかにかかっている。
一方の秋田は今季、前半戦で黒星が先行したが、しっかり立て直して秋以降は持ち味の堅守が冴えわたっている。退場者が出た影響もあり大敗した試合もあったが、直近7試合のうち5試合が無失点だ。前々節・いわき戦を2-0で制して残留を決め、今季のホーム最終戦となった前節はクラブの最多入場者数を更新する13,172人が来場した中で、上位の仙台と0-0の好勝負を演じている。クラブ過去最高成績だった昨季の10位には届かないものの、14位以上が確定し、今節の結果次第では13位でのフィニッシュが可能。残留を目指す富山の前に立ちはだかり、有終の美を飾れるかに注目だ。
[ 文:赤壁 逸朗 ]
