近年稀に見る大混戦。最終節を前に、首位ですらJ1自動昇格が決まっていない。
今節、1位の長崎は引き分け以上であればJ1への自動昇格が決定。敗れたとしても他会場の結果次第で自動昇格が決まる可能性はあるが、逆に他会場の結果次第では3位に陥落し、明治安田J1昇格プレーオフに回る可能性もある。
4位の徳島は勝利した上で、2位・水戸が敗戦、4位・千葉が引き分け以下であれば2位に浮上し、自動昇格が決まる大逆転のベストシナリオが存在する。6位以上が進出できるプレーオフにも触れると、100%ではないものの現実的には6位以上がほぼ確定していると言っていいだろう。仮に徳島が敗れて、7位・磐田が勝利を収めると勝点64で並ぶ。しかし、得失点差を見ると現時点で徳島が『14』上回っており、よほどの波乱が起きない限りは6位以上を維持できる。
次に、両者の直近の試合を振り返る。
徳島は前節・大宮戦で今季初の逆転勝利。上位直接対決を制して4位に浮上した。先制を許しながらも渡 大生の2試合連続ゴールで同点にし、ルーカス バルセロスの今季14得点目が逆転ゴールとなった。
長崎は首位攻防戦となった前節で水戸を破り、首位の座を奪還。新井 一耀の今季初得点で先制し、一時は同点にされたものの、J2得点ランキング1位を走るマテウス ジェズスの今季19得点目が勝ち越しゴールとなった。
運命を切り開こうとするクラブ同士の最終節。
徳島は勝利して自動昇格へのベストシナリオの可能性を、長崎は自力で決められる自動昇格とJ2優勝をつかむために。
11月29日(土)、鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムで14時にキックオフ。
[ 文:柏原 敏 ]


