公式戦の通算対戦成績は6勝3分3敗で松本がリード。甲府は2015年から2018年にかけて松本に対して公式戦5連敗を喫しており、当時を知るサポーターにとってはつらい過去を思い出す一戦になるのではないか。直近の対戦は2021年のJ2第39節で、このときは甲府が浦上 仁騎(現・札幌)の決勝ゴールによって3-2で勝利している。ただ、5シーズン前からお互いにメンバーの多くが入れ替わり、監督も代わっている。今節はまったく新しい“甲信ダービー”となりそうだ。
松本は開幕3試合を終え、ここまで1勝2敗。前節は磐田を2-1で下し、今季初勝利を挙げた。注目は山梨学院高OBの加藤 拓己だ。彼は昨季途中まで甲府に在籍していた宮崎 純真(現・徳島)の高校時代の先輩にあたり、当時から山梨のメディアにもよく取り上げられていただけに、地元のサポーターにとっては親近感がある人も少なくない。度重なるケガに苦しみながらも、昨季3年ぶりのゴールを奪って復活を遂げたFWは、この一戦で加入後初ゴールを狙う。
甲府は直近2試合で3ゴールを挙げている内藤 大和と、そのゴールをすべてアシストしている荒木 翔が注目される。松本から警戒される中でも、このホットラインによる3試合連続ゴールは飛び出すか。また、内藤 大和のほかにも前線のタレントは豊富。今節に向けた渋谷 洋樹監督の起用法は読めないが、百年構想リーグらしい選手起用にも期待したい。
[ 文:マツオ ジュン ]
