徳島は前節・今治戦で4試合ぶりに敗戦を喫した。3バック同士の対戦となった中、中央でボールをロストしたあとにカウンターを受ける場面が多い展開に。今治の先制点はゴラッソによるものだったが、ゲルト エンゲルス監督は「前半は相手のペースで、非常にアグレッシブでカウンター攻撃にやられたと思っています。われわれもチャンスはあったけど、ボックスに入ってフィニッシュのところまでは行けなかった」と話し、課題が先行した内容となった。
高知は前節・愛媛戦で、90分での今季初黒星を喫した。試合後、吉本 岳史監督は「愛媛さんの気迫というか、この試合に懸けている気持ちをわれわれがもろにプレッシャーとして受けてしまいました。それを回避できなかったというか、単純なミスが増えてからの失点でした」と総括した。
明治安田J2・J3百年構想WEST-Aグループの上位対決。
1位・徳島と2位・高知の勝点差はなく、今節の勝利が当面の順位を占う上で大きな局面となる。両者とも前節の敗戦を生かしてどのように向き合うかに注目だ。
当然ながら、カテゴリーが上の徳島は勝利をつかみたい。注目はルーカス バルセロス。驚異の7試合連続得点を挙げており、「努力、集中力、それから体を削ってでもハードワークし続ける姿勢がこの結果に至ったと思っていますし、本当にうれしく思っています」と話す。
対する高知は、得点が特定の選手に偏らず、チーム最多の3得点を挙げている新谷 聖基をはじめとした合計9選手で、グループ2位タイの14得点を記録している。また前々節・今治戦(2○0)では、徳島戦が古巣対決となる河田 篤秀が40メートルはあろうかという距離からスーペルゴラッソを決めるなど、意外性のあるFWもいる。
得点力に特長のある両者の首位争い。間もなくキックオフのときを迎える。
[ 文:柏原 敏 ]


