第5節・滋賀戦、前々節・鳥取戦で無得点に終わり、連敗を喫していた熊本は、前節で首位の宮崎と対戦。直近の試合から先発5人を入れ替えて4バックの布陣を採用し、内容的には少なからず優位に運ぶ時間帯を作った。しかし相手の堅守を崩し切れず、終盤にセットプレーの流れからゴールを許して3連敗。この結果、5位に後退した。
「ボールを大事にし過ぎるところもあると思うので、攻撃ではもっと大胆にゴールを目指していかないと、高い強度で守るチームをこじ開けるのは難しい」と片野坂 知宏監督。鹿児島は5試合連続無失点と堅守が特徴であるため、攻撃面でいかに工夫できるか、そして好機を逃さずに仕留め切れるかがポイントになる。
一方の鹿児島は、開幕戦こそ宮崎との点の取り合いの末に敗れたが、以降は90分での負けがなく、連続して勝点を積み上げている。前節・鳥取戦もPK戦の末に勝って2位をキープ。失点の少なさが好調の大きな要因で、1試合平均の被シュート数は約6.7本とリーグで最も少ない。このデータは、打たせる前にボールを奪い切る守備ができていることを示している。
ただ、最近は得点数が伸びていないのが現状。「守備で奪ったボールをもう1本つなぐとか、そういうところの質を上げれば、よりゴールに向かって前進できる」と村主 博正監督が話すとおり、失点が少ないからこそ、決め切る部分が課題になっている。
勝点差は『5』あり、結果によって順位が入れ替わることはないが、後半戦に向けて良い流れを作るためにも、ともに勝ち切りたい一戦だ。
[ 文:井芹 貴志 ]


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