ホームの琉球は、現在勝点9の9位。前々節・大分戦は今季初の90分での勝利を飾ったが、前節・北九州戦は相手の圧力に苦しみ、最後までネットを揺らせなかった。平川 忠亮監督は「守備のアグレッシブさは安定してきた」と評価しつつも、「より攻撃でどう点を取るかというところにフォーカスしたい」と語り、攻撃面での改善を誓った。中盤で舵を取る堀内 颯人も「低い位置から前を向く意識や周囲への要求を高める姿勢を示したい」と、攻撃のスイッチを入れるための周囲との連係強化や、さらなる要求をテーマに掲げている。ホームのサポーターの前で、よりアグレッシブな攻撃を展開し、主導権を握りたいところだ。
対する熊本は、現在勝点10の7位。開幕直後は好調だったものの、現在は4試合連続0-1のスコアで敗れ、苦しい状況にある。前節・鹿児島戦では相手のスキを突く効果的な攻撃でチャンス自体は作れていたものの、決め切ることができず無得点に終わった。「チャンスを決め切れない。そこは4連敗の中でずっと課題として続いている」と決定力不足を指摘する片野坂 知宏監督は、「まだまだわれわれのパワーやクオリティーが足りていない」と現状を分析。上村 周平も「チャンスがないわけではないので、自分たちが先に取っていれば全然違うゲームになっていた」と悔しさをにじませる。まずは先制点を奪って悪い流れを断ち切ることが連敗脱出への絶対条件となる。
琉球が地の利を生かして攻撃を機能させるか、それとも熊本が課題を克服して連敗のトンネルを抜け出すか。明治安田J2・J3百年構想リーグ前半戦最後の試合は、先制点の行方が勝敗を大きく左右する一戦となりそうだ。
[ 文:仲本 兼進 ]
