今季から四方田 修平監督の下、新たなスタイル構築を目指した大分。若手の積極起用や戦力のさまざまな組み合わせなどにチャレンジした中で、シーズン終盤に[3-5-2]システムに手ごたえを得た。だが、そのブラッシュアップ過程で臨んだプレーオフラウンド第1戦・奈良戦で、前半に3点リードしながら後半に追いつかれ、さらに延長戦で失点を喫してまさかの逆転負け。個々のポテンシャルでは上回りながら、組織としての未熟さが露呈して、ショッキングな結果となった。
一方の山形は、昨年6月から横内 昭展監督が継続して指揮。[4-3-3]の攻撃的布陣でタレントのポテンシャルを生かす一方で、守備の堅実さも培ってきたが、主力の負傷離脱などもあり今季は苦しい戦いに。プレーオフラウンド第1戦はホームで松本と戦い、激しい攻防の中で66分に先制したものの、その10分後に追いつかれると、延長戦で逆転を許して敗れた。
いずれも開幕3連勝(山形はうち1試合PK戦での勝利)の好スタートから伸び悩み、今季の戦績に不本意さを感じているに違いないチーム同士の、今大会ラストゲーム。ホームで90分の勝利を挙げたのは開幕3連勝の3戦目が最後という大分にとっては、今季ホームでサポーターと喜び合う正真正銘の最後のチャンスだ。一方の山形にとって大分は、2014年のJ2第25節以来無敗と相性の良い相手。ともに来季に向けて良い流れを作りたい一戦、そのミッションを果たすのはいずれのチームか。
[ 文:ひぐらし ひなつ ]
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