両チームによる2022年以降の対決は、山形が4勝2分で負けなし。大分は2022年の明治安田J2第15節を最後に山形からゴールを奪えていない。また、2023年5月にNDソフトスタジアム山形で行われたJ2第16節で山形が5-0と圧勝している。この記憶は敗れた大分のほうが鮮明だろう。
その一方的な相性とは相反して、山形はここ4試合で1分3敗と勝ちがなく、大分はすべてクリーンシートの3連勝と好調。山形がホーム連戦のアドバンテージも生かし、浮上のきっかけとなる勝利をつかむか。移動が伴う大分がNDスタでも好調ぶりを発揮し、連勝を伸ばすか。
山形の前節は札幌戦。前々節・富山戦から先発7人を入れ替え、得点力アップのために[3-3-4]の攻撃的布陣で臨んだ。縦に速い攻撃で相手陣内に入り、シュートを狙うシーンもいくつか作ったが、シュート精度が不足したり、パスの出し手と受け手のズレが多かったりして、ゴールネットを揺らすまでには至らなかった。後半にミスから失点を喫し、結果は0-1。終始主導権を握りながらスコアレスドローに終わった富山戦に続く無得点。攻撃機会やゴール前にかける人数は増えているが、得点力が課題となっている。
大分はJ2第10節で千葉に0-1で敗れたあと、磐田、鳥栖、熊本を相手に勝利を収めて3連勝。2トップで臨んだ第11節・磐田戦ではシュート4本で3得点、1トップ2シャドーのシステムを採用して2試合目の前節・熊本戦ではシュート3本で1得点と効率的に得点を挙げている。片野坂 知宏監督は前節終了後、「守備の安定をもたらしたことによって良い攻撃につながっているところで、自分たちのやりたいことが結果につながっていて、いまチームとしても良い状態だなと思う」とコメントしている。現在6位と、自動昇格圏も視界にとらえる中、連勝をさらに伸ばせるか。
[ 文:佐藤 円 ]
